先日、NetMarketShare が公開した2016年4月の OS シェア。OS X が初めて 9% を突破したと話題になりましたね。
NetMarketShare - Desktop Operating System Market Share
その反面、Mac を狙うマルウェアが急増、今後も増加の一途を辿るだろうという見解を McAfee Labs が発表しました。
Mac OS を狙ったマルウェアの総数 出典:McAfee Blog
McAfee Blog - 2015年からMac狙うマルウェアが急増、今後も増えそう
これは単純な話で、今までは Mac ユーザ自体が少なかった為、標的にされる機会が少なかったにすぎません。OS X のシェアが増えている=Mac ユーザが増えている昨今の流れを見てみると、Mac もマルウェアとは無縁という訳にはいかなくなってきているのが現実です。
Mac 専用のセキュリティメーカーとして、長年 Mac と共に歩んできた intego 社。1997年から Apple 製品だけを保護し続けています。秀逸な製品群の中でも「VirusBarrier(ウイルスバリア)」「NetBarrier(ネットバリア)」という Mac 専用の セキュリティツールは、世界の団体、メディアから 21 もの賞を与え続けられています。act2 は intego 製品群の販売・サポートを長年続きています。
この VirusBarrier X8 ですが、昨日(5/17)のウイルス定義ファイル更新にて、いくつかのメディアダウンローダがマルウェア「OSX/Bundlore」として検出されるようになりました。ここ数日、新たに出回ってきた手口の対策になります。厳密にはマルウェアではなくアドウェアなのですが、メディアダンロード単体以外に、他のプログラムのインストーラと一緒にインストールされる事を想定し、今回の最新ウイルス定義ファイルに追加したようです。
ただし、今年3月に確認された OS X 初のランサムウェア「KeRanger」の例もあります。
act2 サポートブログ - OS X 上で完全に機能する初のランサムウェア「KeRanger」が出現
KeRanger の発見当初、インストーラには正規開発元のデジタル署名が付加されており、Gatekeeper 機能が有効に働かなかった=回避されてしまいました。Apple はすぐに定義データベースを更新し、Gatekeeper でも KeRanger の開発者をブロックしましたが、Apple とはいえど、提供するセキュリティ対策にも抜け道が存在してしまっています。
OS X:Gatekeeper について
先日、私の Mac でも VirusBarrier X8 のリアルタイムスキャンがマルウェアを検知しましたが、皆様もしっかりとセキュリティ対策を講じていただければと思います。
- テクニカルサポート TH
- Intego セキュリティ - OS X , iOS 専用に開発されている信頼のブランド -
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