Parallels Desktop 11 for Mac(パラレルスデスクトップ)が 11.2.0 がリリースされました(Update 2)。このアップデートでは、Pro Edition ユーザ向けの新機能を搭載した強力なアップデートになっています。
本日のサポートブログでは、新機能を中心にこのアップデートの変更点を見ていきましょう。
Parallels Desktop Pro Edition では「Windows 10 開発環境」の仮想マシン(以下 VM)がダウンロード可能に
Parallels Desktop の特徴の一つとして、ブラウザのテスト環境を容易に構築できる Modern.IE や Chrome OS などがインストールできる無料アプライアンスが用意されています。今回のアップデートでは、Parallels Desktop Pro Edition の無料アプライアンスに「 Windows 10 開発環境」が新規に追加されました。
Tokyo Mac blog - 使わないと、もったいない。Parallels 無料アプライアンスで遊ぼう!
このボタンからダウンロード可能な VM には、多くの開発ツールがプリインストールされています。
- Windows 10 Enterprise Evaluation, Version 1511 (60-day trial)
- Visual Studio 2015 Community Update 2
- Windows developer SDK and tools (Build 10586)
- Windows IoT Core SDK and Raspberry Pi 2 (Build 10586.0.151029-1700)
- Windows IoT Core project templates (Version 1.0)
- Microsoft Azure SDK for .NET (Build 2.9)
- Windows Bridge for iOS (Build 0.1.160304)
- Windows UWP samples (Build 3.0.0)
- Windows Bridge for iOS samples
この Windows 10 開発環境自体は Microsoft から提供されているものになり、Parallels Desktop をはじめ、VMware Fusion や VirtualBox 、Hyper-V といった主要な仮想環境アプリケーション用の VM が用意されています。
Microsoft Developer web site(英文) - Get a Windows 10 development environment
他の仮想環境アプリケーションとは違い Parallels Desktop では、アプリケーション内のウィザードから ISO イメージをダウンロード、VM のインストールができる親切設計になっており、この VM は 60 日間の評価版というかたちで起動します。
VM プロファイルも自動的に開発環境に合わせたかたちになります。
また、多くの仮想プロセッサと仮想 RAM も自動割り当てされます。
「開発社向け設定」タブの追加
VM の設定ウィザードでは「開発社向け設定」タブが新たに追加されました。この開発社向け設定タブは VM のゲスト OS に依存しますが、Windows OS では Parallels Tools の自動アップデートが適用可能になります。
このチェックを入れることで VM 内で Parallels Tools の自動アップデートを管理できます。この機能は Windows OS のデモを行う上級ユーザ、異なるビルド上に作成されたスナップショットを管理するユーザの要望により追加されました。
ちなみに Ubuntu の VM では Parallels Tools の自動アップデートの他に、OS X SSH パブリックキーで認証と仮想マシンの名前をゲスト OS のホストネームに設定が追加されています。
前者は、Linux の VM をインストールしている Mac からはパスワードを入力せずに SSH 接続が可能なり、Linux の VM を使用するユーザは利便性が向上します。後者の場合には、複数の Linux VM をインストールしていても SSH コマンドプロンプトは VM の名前で表示されるようになりますので、必要に応じて適切な SSH セッションを容易に切り替えが可能になります。
本日は Parallels Desktop Pro Edtion に追加された新機能を見ていきました。別途マシンを用意する事なく、複数の OS やテスト環境を容易に構築できる Parallels Desktop 。Pro Edition は新規に「ダウンロード版」の発売も開始しています(年間サブスクリプションライセンス)。
- テクニカルサポート TH
前者は、Linux の VM をインストールしている Mac からはパスワードを入力せずに SSH 接続が可能なり、Linux の VM を使用するユーザは利便性が向上します。後者の場合には、複数の Linux VM をインストールしていても SSH コマンドプロンプトは VM の名前で表示されるようになりますので、必要に応じて適切な SSH セッションを容易に切り替えが可能になります。
本日は Parallels Desktop Pro Edtion に追加された新機能を見ていきました。別途マシンを用意する事なく、複数の OS やテスト環境を容易に構築できる Parallels Desktop 。Pro Edition は新規に「ダウンロード版」の発売も開始しています(年間サブスクリプションライセンス)。
- テクニカルサポート TH
- パワーユーザ向けに特化した機能を多数追加した、「プロフェッショナル」な仮想化アプリケーション -
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