2016年5月10日火曜日

MacBook (Early 2016) のベンチマークと仮想環境での使用感


ついに act2 テックラボにも最新の MacBook (Early 2016) が登場です。しかも、色は新色の Rose Gold !今までの Gold とはだいぶ雰囲気も変わり、和風テイスト(桜餅?)みたいな趣きもありますよね。



さて、この MacBook (Early 2016) のスペックからおさらいしておきます。

スタイルは今までの MacBook (Early 2015) と全く一緒です。ディスプレイも 12-inch の Retina ディスプレイで、USB-Cとオーディオコネクタがそれぞれ1つずつ搭載されています。

違うのは中身。 Intel CPU の中では第6世代になる Skylake というアーキテクチャを採用した新しい CPU を採用しています。Early 2015 に比べて CPU パワーはアップしていて、最大18%程度の高速化がされているそうです。また、グラフィック性能も25%アップしているということで、「MacBook は、軽くて小さくて便利なんだけど、性能がイマイチ」という評価をしていたパワーユーザのみなさんには、ちょっと気になるモデルと言えるのではないでしょうか?

というわけで、やってみましたベンチマーク。ただ、act2 的には単純なベンチマークでは面白くないので、仮想環境を使ってのベンチマークを行ってみたいと思います。

OS X での仮想環境といえば、今までは Parallels DesktopVMware Fusion の独壇場だったわけですが、最近 Veertu というイスラエル製の仮想化ソフトウェアが出てきてます。 Mac App Store で購入することができるので、興味のある方は調べてみてください。

まずはこの Veertu なのですが、実は現在の最新バージョンである 1.0.11 では MacBook (Early 2016) には対応しておらず、実際に使ってみると Linux の起動時に Kernel Panic を起こします。


Parallels や VMware Fusion の場合だと、この辺りは一日の長があるようで、問題なく動作しています。 もちろん、 Veertu も鋭意対応中ということで、 MacBook (Early 2016) に対応するためのベータテストを行っているそうです。

では、 Parallels Desktop 11 で、Windows 10 を動かしてみて実際のベンチマークを行ってみたいと思います。

ベンチマークに使ったツールは、業界ではおなじみの Geekbench 3 。このツールは様々な数値計算などを行わせて、その Mac や PC(iPhone なども計測できます)を同じ土俵で競わせることができます。

まずは MacBook (Early 2016) で Geekbench を動かしてみた結果です。

Mac のスペックはこのような感じ。CPU は一番早い Core m7 になっています。


そして、OS X 10.11.4 で Geekbench を動かした結果が上の図です。 Multi-Core Score を見てみると 6215 となっています。

MacBook (Early 2015) でも測ってみました。

スペックはこんな感じ。

1年前に登場した MacBook 。まだまだ現役で使っているという方も多いでしょう。その Geekbench の数値は。

Multi-Core Score が 5138 です。

続いて、MacBook Air (11-inch, Mid 2012) です。正確には OS X のバージョンが違うので単純な比較はできないかもしれませんが、スペックはこんな感じです。やはり最新の MacBook に比べても見劣りしてしまうスペックですね。でも、これを持ち歩いて出張に出て、Parallels Desktop 11 で Windows 10 を動かしてエクセルなどを問題なく利用できています。
そして、その Geekbench の結果がこれです。

Multi-Core Score が 4913 とかなり小さいですね…やはりパソコンの性能の進化はとてもすごいです。

次に MacBook (Early 2016) に Parallels Desktop 11 (11.2.0) を入れて、その上で Windows 10 を動かした時の数値です。

Multi-Core Score は4686!実際にはこんな感じで動いてます。


ちなみに Parallels Desktop の設定は 2 CPU Core / 4GB RAM / 256MB VRAM にしてあります。数値的には MacBook Air (Mid 2012) をうわまってはいませんが、実際に Windows 10 で Edge を使った Web サイト検索や、文字入力などはほとんどストレスはありませんでした。

明らかに性能もアップした MacBook 。ついにこの Mac でも仮想化環境が実用的になる日も来たようですね。

本日はここまで。

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- Mac で Windows を起動する「もう一つの OS」Parallels の最新版 -

- act2 サポートポータル -

- Parallels Desktop 11 for Mac FAQ ページ -

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