本日は、「新しい MacBook」で act2 ソフトウェアを動かしてみよう第二弾です。前回は [新しい MacBook で Windows を動かす] として、Parallels Desktop のご紹介をしました。本日は Mac メンテナンスツールの決定版「TechTool Pro 8(テックツールプロ)」です。
今一度、私の MacBook のスペックを確認しましょう。
MacBook(Retina, 12-inch、Early 2015)TechTool Pro 8 はバージョン 8.0.2(Build 1821) になります。
プロセッサ 1.1 GHz Intel Core M
メモリ 8 GB 1600 MHz DDR3
グラフィックス Intel HD Graphics 5300 1536 MB
eDrive を作成してみる
まずは「eDrive」を作成してましょう。eDrive は、内蔵ディスクや用意した外付け HDD 等に作成できる緊急用起動ディスクです。「ボリューム再構築」や「ファイル最適化」など、メインの起動ディスクからでは直接実行できないメンテナンスを一手に引き受けます。eDrive を作成する為には約 12 GB 程の空き容量が必要になります。今回は MacBook の内蔵ディスクに作成してみました。
eDrive 作成は、[ツール] > [eDrive] から作成可能です。外付けの HDD に eDrive を作成する場合、パーティション方式は「GUID パーティションテーブル」にする必要がありますのでご注意ください。
eDrive の作成は無事終了しました。
続いてコンピュータテストです。このコンピュータテストは簡単に言うと Mac の「健康診断」。定期的に診断をする事で、その時の Mac のコンディションの把握が可能です。TechTool Pro 8 では、コンピュータテストに「センサーテスト」「ファンテスト」「バッテリーチェック」が追加されました。
みなさんご存知の通り、MacBook はファンレスですよね。MacBook の場合には「ファンテスト」は非表示になっています(逆に、電源供給の iMac は「バッテリーチェック」は非表示です)。
eDrive 作成は、[ツール] > [eDrive] から作成可能です。外付けの HDD に eDrive を作成する場合、パーティション方式は「GUID パーティションテーブル」にする必要がありますのでご注意ください。
eDrive の作成は無事終了しました。
コンピュータテストで、Mac を「診断」してみる
続いてコンピュータテストです。このコンピュータテストは簡単に言うと Mac の「健康診断」。定期的に診断をする事で、その時の Mac のコンディションの把握が可能です。TechTool Pro 8 では、コンピュータテストに「センサーテスト」「ファンテスト」「バッテリーチェック」が追加されました。
みなさんご存知の通り、MacBook はファンレスですよね。MacBook の場合には「ファンテスト」は非表示になっています(逆に、電源供給の iMac は「バッテリーチェック」は非表示です)。
MacBook(「ファンテスト」が非表示)
iMac(「バッテリーチェック」が非表示)
一通りのコンピュータテストも全て「成功」でした。
ただし、MacBook では「SMART チェック」だけは元々実行できません。MacBook のシステムレポートを見るとその理由が分かります。
S.M.A.R.T(ハードディスクの故障の早期発見・予測を目的とした機能)については [ディスクはいったい、いつ壊れるのか? - S.M.A.R.T. 情報をスマートにゲット!] をご覧になっていただきたいのですが、MacBook の SSD はシリアル ATA ではなく、「NVM Express」という次世代規格が採用されています。S.M.A.R.T は ATA 規格で利用されている機能になっており、↑のキャプチャ通り、NVM Express では「S.M.A.R.T.状況:非対応」となっています。その為、TechTool Pro 8 の「SMART チェック」が実行できないようになっています。
eDrive を起動して、内蔵ディスクの「修復」をしてみる
最後に、最初に作成した緊急用起動ディスク eDrive を起動して、MacBook の内蔵ディスクをメンテナンスしてみましょう。本来であればコンピュータテストでは異常が見つかりませんでしたのでメンテナンスは不要なのですが、今回はテストという事で「ボリューム再構築」を実行してみます。
自分の身体を日々ケアするように、お持ちの大切な Mac も TechTool Pro 8 でケアしてあげてください。1ヶ月に一度程度はコンピュータテストで Mac の「健康診断」をしましょう。そして、「最近調子が悪いな〜」「起動が遅くなったな〜」など、違和感を感じたら「eDrive」を活用してメンテをしてあげましょう。
また、MacBook は SSD ですが、act2 サポートには「SSD や Fusion Drive にデフラグをしても大丈夫なのか?」というお問い合せをよくいただきます。ネットでは諸説ありますが、act2 サポートの見解としては「問題なし」です。SSD は使用し続けると性能が低下していくと言われています。この性能低下を解消させるためには「Trim コマンド」というものを使用する必要があり、純正の SSD や Fusion Drive であれば、OS X のシステムが Trim サポートの有効化を自動的に行っています。Trim サポートの有効化有無はシステムレポートから確認できます。
ただし、Trim だけではファイルの断片化が進行している場合には速度の低下が解消されません。SSD でも TechTool Pro 8 の「ファイル最適化(デフラグ)」を実行することで SSD のアクセス速度が向上します。「少し速度が低下してきたな〜」と感じたら、「ファイル最適化」を実行してみてください(ただし、SSD の寿命が短くなるので半年に一度程度のデフラグで良いと思います)。
それでは本日はここまで。
Today's Support Topic
- ファンレス仕様の MacBook は「ファンテスト」が非表示である
- NVM Express 規格の MacBook では「SMART チェック」は実行されず
- MacBook の SSD に「ファイル最適化(デフラグ)」を実行しても問題なし
- メンテナンス特集 -
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