みなさん、こんにちは!
現在、開発元である Micromat 社の方では El Capitan 対応の ver 8.0.3 β 版のテスト中ですが、私もこの β 版をインストールし、各種検証作業を続けています。
10/1 の El Capitan リリースにて、Apple は System Integrity Protection(通称:rootless)と呼ばれる新しいセキュリティ機能を追加しました。root 権限でも変更できない領域を作成する事で、マルウェアや悪意のあるコードに対する防御力が高まりました。まず一番最初の対応作業として、OS X に加わったこのセキュリティシステムの新しい機能を確認し、TechTool Pro 8 がこの新しいセキュリティ階層とともに動作するように変更を加えなければなりませんでした。
OS X El Capitan のセキュリティレイヤー概念図
OS X El Capitan 対応において、TechTool Pro 8 に対して行った最大の変更は、eDrive および TechTool Protogo で作成したデバイスからどのように再起動するか?という点です。
OS X 10.10 Yosemite 以前のバージョンでは、eDrive ツールの eDrive 再起動ボタンをただクリックすれば自動的に再起動できました。El Capitan では引き続き eDrive ツールの eDrive 再起動ボタンは押せますが、Mac が自動的に再起動する事なく、システム環境設定の起動ディスク選択画面が表示されるよう変更されています。
ここでは Mac の管理者パスワードを入力後、特定の eDrive を選択し、再起動ボタンを押すようになっています。もしくはお使いの Mac 本体を再起動し、キーボードの option キーから起動ディスク選択画面を呼び出し、そこから eDrive を選択する、という方法も可能です。TechTool Protogo で Mac OS X Minimal や HDRecovery がプロファイルされたデバイスにおいても同様の手順に変更されています。
また El Capitan では、ディスクユーティリティーのユーザーインターフェースがガラリと変わりましたよね。
そして、ディスクのアクセス権の検証・修復が削除されています。これは、この機能が不要になったのではなく、El Capitan ではシステムファイルのアクセス権が自動的に保護されるようになった為、ユーザがアクセス権の検証と修復を実行する必要がなくなりました。TechTool Pro 8 ver 8.0.3 ではディスクのアクセス権の検証・修復が保持されています。手動でこの機能を実行したいという時には便利です。
みなさんが安心して最新 OS X でご利用いただける様、システム全体の変更ポイントを確認しながら慎重にテストを重ねています。本日、新しいビルドも到着しました。ver 8.0.3 のアップデータ提供までは、今しばらくお待ちいただければ幸いです!
それでは本日はここまで
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