2015年3月26日木曜日

モバイルバッテリーの劣化をできるだけ防ぎ、長期間パフォーマンスを保つ方法


みなさん、こんにちは!

新型 MacBook の発売が待ち遠しいのですが、今回の新型 MacBook の充電方法が USB-C(USB Type-C)という USB 標準規格が採用されたことにより、今後 MacBook に充電が可能なサードパーティ製のモバイルバッテリーがどんどんでてくると予想されます。

act2 でも、MacBook Air / Pro にも充電可能な、HyperJuice(ハイパージュース)という大容量のモバイルバッテリーを既に販売していますが、バッテリーの劣化というものは常に付きまとう問題な訳です。


リチウムイオン電池の寿命は 2.5 年〜 3 年


みなさんがお持ちの Mac や iPhone などの Apple 製品や、それらの製品に取り付けて利用する予備バッテリーなど、現在ほとんどのバッテリーにはリチウムイオン電池が使われています。小さくてハイパワーのリチウムイオン電池ですが、他の充電池同様に寿命があり、時間の経過と共に使用できる容量が小さくなってしまいます。

あるデータでは、1 年後には 70% 〜 80%、2 年目には 50% 〜 70%までしか充電する事ができなくなると言われています。メーカの発表でも、リチウムイオン電池の寿命はおよそ 2.5 年 〜 3 年だそうです。

そこで、以下の点を注意して利用することで、できるだけ長期間パフォーマンスを保てるようになります。

放電・充電のサイクルの経過の他に、バッテリーは保存状態によって大きく変化します。15 度以下の温度で 1 年保存しても 10% 程度の劣化しか起きませんが、40 度の環境に置いておくと、半年で 50% 以上の劣化が起きる可能性があります。日本国内で 40 度の環境はそうそうないですが、充電量・充電時間はそこに影響されます。

当然ながら充電中のバッテリーは熱を持ちます。バッテリーには保護機能がついていますので AC アダプターにつなげたままでも高温で溶け出すという事はありませんが、常に満充電の高温状態をキープしたままで利用するのはバッテリーにとってはあまり良くない環境と言えます。HyperJuice を例にすると、HyperJuice に接続できる MagicBox は、車でも利用できるようにカーチャージャーが付属されていますが、バッテリー自体を車のダッシュボードに放置したり暖房器具の近くには置かない様に注意することも大切です。

また、保護機能は充電時には満充電で充電を止め、バッテリー使用中には空になる前に放電を止めていますが、内蔵のセルの性能にばらつきがあるため、バッテリーの劣化はここでも起こります。

消費量は常に内蔵されているプログラムが監視をしていますが、より小さい方の容量が満充電になると充電を止めてしまいます。同様に、より小さいセルが空に近づくと放電を止めます。このサイクルを何度も行なっているうちにその差はどんどん大きくなり、最終的に小さい容量でしか使用できなくなります。自己修復の機能もあるのですが、より低い方に合わせて充電を行なう等の安全対策が優先される方法となるので、容量に関しては修復されない事の方が多い様です。

まとめ


温度の高い場所には放置せず、満充電の時間をできるだけ少なくしましょう。また、過充電と過放電をさける為、充電時には 80% 〜 90% まで使用するときは 10% 〜 20% になったら充電を行ないましょう。

効率的に利用して、より気持ちよく IT ライフをお過ごしください。
(私の iPhone 5s のバッテリーもへたってきました...。)

それでは本日はここまで。

テクニカルサポート - TH

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1 件のコメント:

  1. 「より小さい方の容量が満充電になると充電を止めてしまいます。同様に、より小さいセルが空に近づくと放電を止めます。」という説明が良く理解できません。

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